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2005年07月16日

はじめに~  

高校二年、16歳の夏に自分には何が出来るのか
それが知りたくて日本一周の旅に出ました。

写真はあくまでも2次的なものなので
今回の写真はあまりよいものではないと思います。

でもその切り取ったその瞬間は間違いなく
自分の人生に存在した大切な時間だと思います。

そしてこれが自分の旅の最初で、世界を視野に入れた出発だった。

それでは簡単に桂浜までの成り行きを追っていきましょう。  
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2005年07月16日

桂浜 高知



高知市へ一つ上のいとこを訪ねてやってきた。
すると彼が桂浜を案内してくれると言うのでいっしょに桂浜へと赴いた。

ここに来るのは小2以来。天気はさほどよくもなかったが観光客で賑わっていた。
思っていたより海も綺麗で目の細かい砂が珍しかった。  

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2005年07月17日

金閣寺 京都





京都ではレンタルサイクルを借りてひたすらにたくさんのところを走った。
その観光の最初が金閣寺。

静かな庭園の中に黄金。不思議と違和感を感じない。

水面に映る風景。凪。

少しだけ侘しさが漂っていた  

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2005年07月18日

黒部ダム 富山



富山に入って黒部を目指した。
別に行く予定もないところだったが駅に着いたときに
『黒部アルペンルート』というポスターの写真が綺麗だったからだ。

ダムに着くには電車やロープーウェイや
ケーブルカーを乗り継いで行かなくてはいけなかった。
その途中にある『日本の自然』的な風景がとても綺麗だった。
深い山の綺麗な水。
標高の高いひんやりとした空気。
どこを見渡しても自然がたくさんあった。  

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2005年07月19日

田んぼ 新潟




電車のなかから見渡す新潟の風景。
新潟に限らずだったが日本の風景はまさに田んぼの風景でもあった。

洋々と広がる田んぼの風景は沖縄の自分には見慣れぬものだったが
なぜか、ほっとする風景でもあった。

電車の「ガタン、ゴトン」というゆれの中、
そんな風景を見ていると睡魔に襲われるのだった。  

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2005年07月20日

豊富 北海道



北海道の大地をひたすらに歩いていた。
ふと目にとまった写真が広い草原のようなところだったんだ。
だからその風景を見てみたかった。

近いと思いたかをくくっていたのだが
この風景を見れたのは歩き始めて4時間後の事だった。

人らしい人もいない、車なんて通らない。

ただ聞こえるのは草原の上を過ぎ行く風の音だけだった。


遠くに見える牛と馬の群れ。

不意に寂しさが通り過ぎたような気がした。

でもまた僕は歩き出さないといけない。  

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2005年07月21日

宗谷岬 北海道



北海道で唯一晴天に恵まれた場所、日本最北端の宗谷岬だ。

そこからは始めてみる外国の地「サハリン」があった。

天気がよくてそこまで見渡す事が出来たのだ。
そしてここは日本最北端。寒いんだ。

沖縄の冬ぐらいの気温の中、風がべらぼうに強かった。
だけどここまで来たって思いはあった。ここが折り返し地点である。

ここからまた沖縄に向かって下るのだ。  

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2005年07月22日

摩周湖 北海道



霧の摩周湖、まさしくそういわれる湖だった。
自分がバスでそこについた時にはもう2m先も見えない状況だった。

待てど暮らせど霧は晴れず。

しかし摩周湖全体をみたいので、野宿覚悟で湖を眺めているとついにはきりが晴れてきた。

それは対岸まで見渡せるぐらいまで広がっていった。
その間わずか二分。

すばやくシャッターを切った。
そしてまた摩周湖に霧が満ち始めた。  

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2005年07月23日

エゾシカ 北海道・知床



偶然知り合ったにいちゃんと知床に行くことが出来た。

向こうまでは電車が走っていないため行く事ができないなぁ。
とがっかりしていた矢先の出来事だった。
知床は自然がたくさんある所だ、どこを見渡しても自然しかない。

だが例年観光客が増えたため動物が人を怖がらなくなったらしい。
このエゾシカも野性なのにこんな近づいても逃げようともしない。

そのにいちゃんは北海道の人で
「よその所から来た人が環境を変えてしまった」
とやり場のない怒りを見せていた。  

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2005年07月24日

駒ケ岳 北海道



函館の北の方に駒ケ岳という山があって
そこのふもとには大きな湖が広がっていた。

自分は駅近くのレンタサイクルやからマウンテンバイクを借りてその湖のまわりを走っていた。

しかし不意に現れた「駒ケ岳登山口」という文字に急遽山登りへと方向転換した。

山登りだからまったくもって自転車はいらない。
だけど置いていく事は出来なかったので肩に担ぎながら登っていった。


途中小さなキタキツネが「ぴょこん」とでてきてしばらくにらめっこしてた。

(こいつはなんだろう?)そんな顔をしていたがいつしか「ぴょこん」と逃げていった。  

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2005年07月25日

富士6合目 富士山



富士山5合目へバスで乗りつけいよいよ富士登山が始まった。
特に計画していたわけではないがそこらじゅうから見えるあの山に興味が移るのは自然な事だった。

登山らしい登山は初めてだ。
高山病には水がいい、そんな知識しかなかったがとにかく何も考えず登る事にした。

登り始めて2時間ぐらいたっただろうか、やっと自分のいる位置が雲の上にやってきた。
日は早くも西に傾いており雲は赤く染まり始めていた。  

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2005年07月26日

富士8合目朝 富士山



富士8号についたのは昨日の晩の11時を回っていた。
もう八合目に着いたときは富士さんをなめていたのに気がついた。
ここまで時間がかかるとは思いもしなかった。空気が薄い、そして予想以上に寒かった。

もうこれ以上は動けなかった。
近くに山小屋があったが、一泊8000円というなめた金額だったのでそこらにテントを張る事にした。

星が綺麗だったが寒くて眠れない。

こういう時のためにともってきた。小さな瓶のウィスキーを一口のんだ。
飲んだところからあったかくなった。そしてすぐに眠りに落ちた。

寒くて目がさめるとまたウィスキーを飲んで寝る。そんなことを繰り返しているうちに朝がやってきた。

あたりがゆっくりと明るくなってきたのだ。  

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2005年07月27日

富士・8合目雲海 富士山



太陽が昇るにつれて眼下に雲海が姿を現してきた。
オレンジ色の光が暗い所へと差し込んでいく。

雲がこんなにも下になっているとは思わなかった。
そしてその風景は爽快だった。  

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2005年07月29日

富士・頂上 富士山



8号目でご来光を見た時点で疲労はピークに達していて
もうこれ以上は登れないという判断を下した。

そして下山道に入ろうとした時、

「ここで帰ったら一生後悔するんじゃないか?」

ふとそんな気がした。頂上はもう見えているのである。

体力はなかった残るは気力だけ。

2時間後自分は頂上に立っていた。
ついた瞬間の達成感は言葉に出来ないものがあった。
日本で一番高いところにいるのである。

多分辛かった分その喜びが大きかった。
そこから見えるのはまさしく『下界』に広がる世界だ。

何もかもが見渡せる場所。青と白の世界。  

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2005年07月30日

海辺 静岡



静岡の田舎町を自転車を使って海へと向かっていた。
内地の海を見た事がなかったら一目見ようと思って。

海岸についてまずその広さにおどろいた。沖縄にはこんな広い浜はない。

でも同時に沖縄とまったく違うのもショックだった。

青くない海、白くない砂。

人気のない浜はとてもさびしげだった。  

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2005年07月31日

砂丘 鳥取




山陰にはいって鳥取砂丘へと足をのばした。

昔から行きたいところの一つだった。
それはある種砂漠への憧れがあったからかもしれない。

それは見渡すほど砂漠って訳でもなかった。

でも入口から海岸へと広い砂地は広がっていた。  

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2005年08月01日

砂丘・遠景 鳥取



砂丘の風は強かった。
砂丘の下にはわずかながら水が溜りそこから吹く風は幾分か涼しかった。

そして砂丘に登るのも結構一苦労である。
人の大きさから砂丘の大きさをイメージしてくれるとわかりやすいだろう。

炎天下のなか、汗を流しながらわき目も降らす登っていった。

[左下のカバンは自分のかばんである。]  

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2005年08月02日

砂丘頂上 鳥取



砂丘のてっぺんから見渡せる日本海は緑の色をしていた。

海から吹き上げてくる風が火照った体に心地いい。
遠くに大きな雲が見える。

薄い空の色。

自分の旅も終盤にさしかかってきた。  

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2005年08月03日

出雲大社 島根



鳥取からさらに西へ移動して島根にやってきた。
ここは日本の古き神が住むといわれる神社。

境内には大きな注連縄〔しめ縄〕があり観光客がたくさん訪れていた。

僕は一人神社の裏手に周り、人のいない所から写真をとった。
日本の古き建物、恐らく縄文の頃からの建築様式が今に伝わっている事がすごかった。  

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2005年08月04日

秋吉台 山口



山口の秋吉台・秋芳洞、ここは鍾乳洞があってカルスト台地が広がっていた。
「うつるんです」では暗い鍾乳洞の景色がまったく取れていなかったのが正直残念だ。

ごつごつとした大地になんとなくシャッターを切る。
そして下の自販機でジュースを買おうとして気がついた。お金がない。

こんな辺鄙な山の中に銀行なんかあるはずもなく、
ここから九州まで無一文で進まなければならなかった。  

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