2005年11月14日
ヘルシンキな路面電車。
フィンランドは自分にとって初めての先進国だった。何もかもがモダンだった。しかもそれは日本のようにとってつけたようなモダンさではなく、モダンな中にもしっかりと伝統が、そこに住む人達の歴史が感じられた。
日本の事を取ってつけたというのは自分がただの田舎ものだからそう思うのかもしれないが、多分西洋人が日本に来てモダンな建物を見ても少し違和感を感じると思う。
日本人が外国で日本風の建物を見た時と同じように。
2005年11月15日
ヘルシンキ大聖堂 フィンランド・ヘルシンキ
青い空に透き通るような翡翠色とまっさらな白がとても映えていた。そこは港近くの聖堂でフィンランドではとても有名な所らしい。その日は平日のためか人はまばらで、みなおのおのに階段に座り日光浴をしていた。
その時ふとシベリア鉄道で一緒だったフィンランド人のにぃちゃんの言っていた言葉を思い出した。「フィンランドの冬は太陽が上がってこないからね。太陽が上がる夏の時にいっぱい日光を浴びないと冬に風邪を引いてしまうんだ。」
2005年11月16日
港町 フィンランド・ヘルシンキ
北京から持ってきたガラクタの中に色鉛筆とスケッチブックを見つけた時、ふらりと港へ絵を描きに出た。潮風なの中ふらりと筆を走らせていると初老の男性がふらりと声を掛かけてきた。
どこから来たんだ?何をしているんだい?そんな風なことを話して自分が日本人だと知ると「東京オリンピックをみに日本へ行ったことがあるんだ。」といってきた。「日本人はいい人々だったなぁ。」って。彼は彼の旅の中でいい出会いがあったらしい。だからこんなところで僕に声を掛けてくれたのだろう。
そして話題は宗教までおよび「ブッダは神であるのか?」という問いに英語で説明するのはかなり苦労した。
2005年11月17日
バルト海へ落ちぬ夕日 フィンランド・ヘルシンキ
PM10:30太陽は今だ西の洋上に浮かんでいる。白夜の季節は終わりを告げていたがここは北極圏、夕焼けを見るならもう一時間待たねばならない。
フィンランドを離れてスウェーデンへと渡る船の中で体内時計がずいぶん狂った感覚で進んでいた。静かに光る太陽と全てを反射する海とが眠いのか眠くないのかわからない頭の中で光り輝いていた。
ベンチに座り時間を潰すうちにいつしか睡魔におそわれた。今度目を覚ます時はスウェーデンの港に着いた頃だろう。






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