インドの食事

インドといえばもちろんカレーだろう、
しかしそれは日本的な「カレーライス」とはまったく種を異にしていた。


自分はネパールからほぼカレー付けである。
いやネパールはまだ色々な料理があったのでまだましだった。
インドはほぼ毎日昼も夜もカレーでしかなかった。
地元のインド人が入って食べるような大衆食堂でいつも食べていた。
ガイドブックの補足の説明には「インド人にとってカレーとは煮物のようなものである」
そんなことが書いてあった。

確かに日本のご飯の上にかけて食べるというものではない。
大体「チャパティ」という「ナン」の親戚のようなものをカレーの汁につけて食べるのだ。
旅行者が良く行く店にはスプーンがあったりしたのだが
やっぱり結構手で食べることがある。
チャパティなら手で食べてもそんなに問題もないのだが
ご飯を手で食べるとなると結構大変だった。
日本のご飯とはまた違う種類でぱらぱらしてあまりまとまりがない、
まずそれを指でまとめてすくい
カレーにつけて食べる、
でもめんどくさいのでやっぱりご飯にカレーをかけて食べる。
しかしこれはなかなかうまいとは言える物でもなかった。
恐らく安物だからだろう。

カレーにはベジタブルとミートがあった。
しかもインド人の大半はベジタリアンである。
値段的にはベジタブルがもちろんやすい。
ということはお金のない僕は必然的にベジタブルを選ばざるをえない。

もちろんお肉を食べたい時だってある。
カルカッタがちょうどそんな時だった。
ボランティアをした初日の日、お腹がすいたし、働いたあとだったので
屋台の肉料理を食べたのだった。
しかしこれがひどくあたってしまった。
その日の夜からトイレに駆け込みっぱなしである。
脱水症状にならないようにと水を飲むのだがそれすら吐いてしまう。
熱がでてなかなか引かない。
朝になっても気分は最悪だ。
インドに来て「アメーバ赤痢」とか「コレラ」とかになったという人の話を聞いたこともある。
「これは危険だなぁ」とドミトリーで一人くたばっていた。
そんな時に日本人の人が病院を教えてくれた。
彼もこの前まで体調を崩して入院していたというのだ。
こんな異国でピンチの時に言葉の通じる日本人がいるのはひどく助かる。
とにかくその人に病院まで連れて行ってもらった。

病院では英語での診察。
その人は自分よりはまだしゃべれる人だったのでその人に助けてもらいながら
なんとかコミュニケーションをとることができた。
お医者さんいわく、「おそらく細菌性の下痢で腸が炎症を起こしてるのだ。」との事だった。
入院か通院を選択できた。この時海外保険なるものに入っていたおかげで治療費がすべてタダだったのだ。

しかし診察を受けてほっとしたせいか、「入院するほどの事でもないだろう」と思い通院することにした。
抗生物質と解熱剤を飲んで宿に帰った。

宿に帰ると一人でゆっくりしたいため宿を変えた。一人の部屋。一人の時間。
食べ物に注意を払いながら都会の片隅でふらふらな自分。
食欲もなければ気力もない、
でも食べなくてはならなかった。
栄養を取らないと本気でがたがただったから。

ふらふらと食料を買い込み、横になって薬を飲む。
そんな生活を4日ほど続けただろう、
何とか気力を持ち直した。
病院からもう大丈夫と言われたあと、またボランティアを始める事にした。


※余談だがこのチベット・インドパキスタン・シルクロードの旅が終わって北京に着いた頃

自分の体重は出発前より10kg以上もやせていた。
わずか2ヶ月間である


この記事へのトラックバックURL

http://daxiamap.ti-da.net/t448012