メコンの夕日 カンボジア・メコン

メコンの夕日 カンボジア・メコン


 ベトナムのホーチミンシティから6ドルの切符を買ってバスに乗り、カンボジアのプノンペンを目指した。ベトナムの国境を越える、すると風景が一変し真ッ平らな平野になった。路肩では迷彩服を着た国連軍の人が畑の中を金属探知機を片手に地雷撤去作業をしていた。下手をしたら自分が吹っ飛びかねない作業である。そこで始めて生の戦争の一端に触れた気がした。

 僕の乗っているバスの乗客は100%外国人である。自分のようなバックパクを背負ったやつらがそこに乗っているのだ。そこは洋の東西を問わず様々なやつらが乗っている。そんなやつらを見ているだけでも楽しいものだ。

 バスは小さな村々を通り過ぎていく。そんな時、村の小さな子供たちは必ずといっていいほど自分らの乗ったバスに手を降ってくる。外国人が珍しいのだろう。甲高い声で一生懸命「バイバーイ」って言ってくるのがとてもかわいかった。

 日が傾き始めたところでバスはメコン川にぶち当たった、そこはバスごと大きめの渡し舟(小さなフェリー)に搭乗する。船のデッキに上がるときれいな夕日が出迎えてくれた。対岸についてしまえばプノンペンは目と鼻の先である。新しい町、新しい国に入る時はなぜこうも心が昂ぶるのだろう



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Posted by だーしゃ at 22:00│Comments(0)カンボジア
 
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