夜行バス
ドラム缶のような夜行バスのエンジンが止まり、乗客は静かに下り始めた。
空はうっすらと白み始めている。
同じバスにのっていた数名のバックパッカーはまだ眠りのなかだ。
自分も眠い目をこすりながら、もっと明るくなるまで待つことにした。
ここは治安が悪い、
そう聞かされている。
空はうっすらと白み始めている。
同じバスにのっていた数名のバックパッカーはまだ眠りのなかだ。
自分も眠い目をこすりながら、もっと明るくなるまで待つことにした。
ここは治安が悪い、
そう聞かされている。
次第に光が満ち始め、
空から反射した光は周りの風景を白っぽく映し出す。
そしてゆっくりと人々が動き出すころ、僕はバックを背負って道にでた。
でも自分の居場所がまったくわからない。
ここが町のどこなのかさえ見当もつかない。
そのような状態で歩き回るのは得策ではなかった。
とにかくサイクルリキシャの兄ちゃんを呼び止めて
「ガンガー」と告げる。
それはガンジス川のことであり
それがこの町の中心でもあった。
そこら一帯にはには安宿が数多く点在している。
まずは安宿のあるガンジス川のほとりへと移動することにした。
リキシャがごちゃごちゃとした町並みを縫いながら走っていく。
インド、昔から行ってみたい、いかなきゃいけないと思っていたところだった。
なぜなのか、それは自分でもわからない。
でもそれは子供の時からの想いだった。
まだ日の登りきらない薄暗い道にはたくさんの人影が動いていた。
たくさんの荷物を持って市場へと向かう人
朝ご飯を売る人、
道の端で横たわっている人。。。
朝の喧騒の中リキシャの上から見る風景はインドそのもの。
時折鋭い眼光が無遠慮に僕を見据える。
混沌とした朝だった。
リキシャはやがてガンジス川へ横づけされた。
ちょうどガンジス川の対岸から朝日が昇ってくる。
そしてたくさんの人々が河の水に浸かり沐浴を行っている。
僕はバックを川べりに置いてあたりを眺めていた。
朝焼けのオレンジが鮮やかに町を色づけ始める。
そこには様々な風景が混在していた。
日本から来ているようなパックツアーの団体。
それを船に乗せてお金をもうけようとする客引き。
手にたくさんの数珠やアクセサリーを持った物売り、
その物売りと交渉している欧米人らしいバックパッカー、
物乞いをしてくる子供、
人々に祝福を与えるヒンドゥーのお坊さん
ここがバラナシ、ヒンドゥー教の聖地、おそらく日本人の抱く「インド」というイメージと誤差の少ない場所ではないだろうか。そこが初めてのインドの朝だった。
空から反射した光は周りの風景を白っぽく映し出す。
そしてゆっくりと人々が動き出すころ、僕はバックを背負って道にでた。
でも自分の居場所がまったくわからない。
ここが町のどこなのかさえ見当もつかない。
そのような状態で歩き回るのは得策ではなかった。
とにかくサイクルリキシャの兄ちゃんを呼び止めて
「ガンガー」と告げる。
それはガンジス川のことであり
それがこの町の中心でもあった。
そこら一帯にはには安宿が数多く点在している。
まずは安宿のあるガンジス川のほとりへと移動することにした。
リキシャがごちゃごちゃとした町並みを縫いながら走っていく。
インド、昔から行ってみたい、いかなきゃいけないと思っていたところだった。
なぜなのか、それは自分でもわからない。
でもそれは子供の時からの想いだった。
まだ日の登りきらない薄暗い道にはたくさんの人影が動いていた。
たくさんの荷物を持って市場へと向かう人
朝ご飯を売る人、
道の端で横たわっている人。。。
朝の喧騒の中リキシャの上から見る風景はインドそのもの。
時折鋭い眼光が無遠慮に僕を見据える。
混沌とした朝だった。
リキシャはやがてガンジス川へ横づけされた。
ちょうどガンジス川の対岸から朝日が昇ってくる。
そしてたくさんの人々が河の水に浸かり沐浴を行っている。
僕はバックを川べりに置いてあたりを眺めていた。
朝焼けのオレンジが鮮やかに町を色づけ始める。
そこには様々な風景が混在していた。
日本から来ているようなパックツアーの団体。
それを船に乗せてお金をもうけようとする客引き。
手にたくさんの数珠やアクセサリーを持った物売り、
その物売りと交渉している欧米人らしいバックパッカー、
物乞いをしてくる子供、
人々に祝福を与えるヒンドゥーのお坊さん
ここがバラナシ、ヒンドゥー教の聖地、おそらく日本人の抱く「インド」というイメージと誤差の少ない場所ではないだろうか。そこが初めてのインドの朝だった。
Posted by だーしゃ at 22:00│Comments(0)
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